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『非実在青少年規制』についての問題と『鈴木先生』が問題作であることはリンクしていると思う。鈴木先生はいわば非実在的な先生である。中学生を相手に、性の問題から家庭の事情の偏見、日常の些細な癖までの本当に普通のことを、一緒に論議し解決する。しかもこの鈴木先生の講釈は正論でありながら、一般的な大人が出す答えとはだいぶかけ離れたものである。最初は『さわやか3組』とか『中学生日記』的な学級会のようなものかと思っていたが、いざ読み進めていくと鈴木先生の独壇場、いつのまにやら鈴木信者になっているという現状。こんな先生がいたら間違いなくPTAが黙っていないだろう。自分の子供が大人の自分よりしっかりした答えを持っていたら『変な事吹き込まないで!』などと言って乗り込んでくると思われる。
まさにこの『非実在青少年規制』がそれであり、発端はPTAの母親が自分の娘が読んでいたティーン向けの少女漫画を手に取ったら性描写の激しさに驚愕し『なぜこんないかがわしい漫画が子供達に簡単に手に入ってしまうのか』と都に訴えたことで始まったらしい。そこから子供が性交渉をしている漫画なんてなげかわしいとされ『18才未満と見受けられる子供達が性交渉をしている漫画を規制』することに発展。あげくBLにまで飛び火し、書店には18禁の売り場を別に作れとまで。どんどん論点がズレていってエゴと矛盾点ばかり見えてくる条例なので気持ちが悪い。明確な答えがない大人に子供がついて行く訳がない。
鈴木先生は正解を持ちながらも、子供達を信じ自分達の考えで論議をさせる。この件の大人達みたいにエゴや偏見でカッチカチに固まりきった人間にならないよう、柔軟で吸収力のある子供達の脳に『考える我慢』を植え付けるのである。
発端の母親にはきっと『鈴木先生』の素晴らしさは解らないであろう。彼女の少しの我慢で、諍いを起こさずに済んだことも、この件で出版界が大きく傷つくであろうことも、今後抑制された分だけ犯罪が増えるであろうことも、解らないのだろう。見せない事が大事ではなく、見た後に何を思う子供に育てるか。このエゴと偏見に満ちた条例を止められるのは鈴木先生しかいないのか?

もういかがわしいページは袋とじにしちゃえばいいんです。

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